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カロリー制限ダイエットは効果ないですよ。痩せたとしても結局リバウンドしちゃいます

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カロリー制限ダイエットとは、運動と代謝で消費するカロリーよりも食べ物から摂取するカロリーを減らせば痩せるというダイエット方法である。

 

今は数か月前。

 

場所は、いつものスポーツジム。

 

なぜなんだ?

 

体重計の数値が昨日と同じだ。

 

全然痩せない。

 

トレーナーである青年——有佐龍人——に言われたとおり、筋トレしているのに全然痩せない。

 

もしかして私は痩せない体質なのか?

 

いや、そうではない。

 

もともとは今のような肥満体型ではなかったからだ。

 

戦に明け暮れていた頃の私は、自分で言うのもなんだが彫刻のような誰もが羨む肉体だった。

 

それが戦場に出る機会が減り、食べては飲んでばかりの生活を続けた結果、今のような体型になったのだ。

 

つまり、もともと太っていなかったので痩せられるはずなのだ。

 

ところが全然痩せないし、痩せる気配もない。

 

なぜなんだ?

 

まさか青年に騙されているのか?

 

しかし奴が私を騙す理由はないし。

 

まさか!

 

やはり青年は勇者の末裔で、魔王である私を倒そうとしているのか?

 

青年め。

 

善良そうな顔をして騙し討ちとは!

 

「ぎゃはは!」

 

私が青年の仕打ちに憤っていると、ジムに来ている女どものけたたましい笑い声が聞こえてきた。

 

「ぎゃはは。あ、そんなことよりもさあ、あんた痩せたんじゃない?」

 

「ええ、そうかな? だとしたらカロリー制限ダイエットしているからかも!」

 

 

この物語は、地球のどこかにある町に落ち延びた、肥満体型の魔王が魔界を奪還するために少しずつ減量する様子を描いたコメディである。

カロリー制限ダイエットとは?

ん、カロリー制限ダイエットで痩せただと?

 

カロリー制限ダイエットて何だ?

 

「カロリー制限ダイエットて……ああ、あんまり食べないアレ?」

 

「うん、そうそう」

 

彼女たちの説明が間違っているので訂正しよう!

カロリー制限ダイエットとは、運動と代謝で消費するカロリーよりも食べ物から摂取するカロリーを減らせば痩せるというダイエット方法である。

 

ところでカロリー制限ダイエットは、1950年代に栄養学のエキスパートたちによって「脂質の摂取はカロリーが増えることを意味し、カロリーを摂りすぎると太る」と無理やり結論づけられたものだ。

 

そして、そのままエビデンスも歴史上の前例もないのに世界中に広まり、今日に至っている。

 

つまりカロリー制限ダイエットは根拠のないダイエット法なのである。

 

しかもカロリー制限ダイエットは危険なものなので、筋トレがよくわかるブログではおすすめしていない。

 

カロリー制限ダイエットとは、食べるのを我慢するのか?

 

何やら辛そうな話だが。

 

「じゃあ私もカロリー制限ダイエットしよっかな? あんたみたいに痩せたいから」

 

「うん、絶対した方がいいよ。だって筋トレしたって、なかなか痩せないし疲れるだけじゃん? その点カロリー制限ダイエットは食べるのを我慢するだけだから、筋トレよりもメチャクチャ楽だよ!」 

 

「そうなのか?」

 

カロリー制限ダイエットが筋トレよりも楽だというので、思わず女たちの話に割り込んでしまった。

 

いきなり私が話しかけて女たちは驚いたらしく、目を見開いたまま石になったように硬直している。

 

しまった、私としたことが!

 

このままでは変な奴に思われてしまう。

 

ここは、ひとまず謝っておこう。

 

「す、すまない。カロリー制限ダイエットの話を詳しく聞きたくて、つい話しかけてしまったのだ」

 

私は日本人のまねをして頭を下げた。

 

しばらく頭を下げたままでいると「ぷぷっ! ぎゃははは!」と女たちは急に笑い出した。

 

手まで叩いている。

 

どうやら変な奴とは思われていないらしい。

 

むしろ女たちに歓迎されているみたいだ。

 

「え、何? あんた、カロリー制限ダイエットのこと知りたいの?」

 

「うむ。教えてくれぬか?」

 

「別にいいけど。そんなことよりもうける、『教えてくれぬか』だって。ぎゃはは!」

 

「しかも『しまったのだ』だって。ぎゃはは!」

 

しばらく女たちは笑い続けた。

 

しかし、少し不愉快なのは気のせいか?

カロリー制限ダイエットのやり方

説明しよう!

カロリー制限ダイエットのやり方は下記のとおりである。

くどいかもしれないがカロリー制限ダイエットはおすすめしない。

 

  1. 減量する目標体重を決める
  2. 現在の体重から目標体重を差し引く
  3. 計算後の重さに7200をかける。これをAとする
  4. Aを減量する期間の日数で割る。これが1日あたりに減らすカロリー
  5. 1日あたりに減らすカロリーを摂取カロリーから差し引いて食事をする

 

「どう分かった?」

 

「うむ。よく分かった。ほんとうに簡単そうだな」

 

「でしょう? カロリー制限ダイエットて簡単だし誰でもできるの! でも減量期間はできるだけ長くした方がいいみたい」

 

「なぜだ?」

 

「体に負担かかるんだってえ。それにカロリーを極端に制限すると、あんまり食べないからお腹が空いて辛くなるよ。ぶっちゃけ食べるの我慢するのは辛かった」

 

「であるか」

 

「ぷぷっ、なにそれ? 『であるか』って?」

 

「おかしい!」と言うや否や女は、また笑い始めた。

 

連れの女も一緒に笑っている。

 

そんなに私の言葉遣いはおかしいのだろうか?

 

解せぬ。

 

私からすれば、この世界の人間たちの言葉遣いがおかしいのだが。

 

「ところで、腹が空いたときはどうするのだ?」

 

——ハハハ。ああ、そのときは気合と炭酸水で乗り切って」

 

女は私に答えると、手に持っていた炭酸水を一口飲んだ。

カロリー制限ダイエットの事実

いつものスポーツジム。

 

女たちからカロリー制限ダイエットを教わって数か月が過ぎた。

 

結局、青年の監視が厳しくてカロリー制限ダイエットを実行できないまま現在にいたる。

 

そう言えば、あれ以来女たちと顔を合わせていない。

 

元気にしているだろうか。

 

「ああ、見て見て! あのときの『であるか』がいる! ぎゃはは!」

 

「ほんとだ! ぎゃはは!」

 

筋トレを終えベンチに腰掛けて休憩していると、女たちが現れた。

 

相変わらずけたたましい笑い声だ。

 

「久しぶりだな。元気か?」

 

「久しぶり! 元気元気! だけどリバウンドしちゃった!」

 

「それでジム通いを再開した」と言って女たちは更衣室に消えた。

 

むむむ、カロリー制限ダイエットで簡単に痩せられるなら、ジムに来なくてもよいのでは?

 

それにリバウンドて何だ?

 

なんとも矛盾した話だ。

 

「カロリー制限ダイエットでは、ちゃんと痩せられないんですよね」

 

そう言いながら青年が近づいてきた。

 

青いトレーニングウエア姿の青年が、有名な勇者の姿とかぶる。

 

いやいや、そんなことより青年は人の心を読めるのか?

 

説明しよう!

カロリー制限をしたり運動したりすると、一時的に体重は減る。

しかし、それらの減量効果は長続きせず、体重が減る前の状態に戻ろうとする。

これをホメオスタシスといい、体に備わった現状維持システムである。

ところが、一般的にホメオスタシスと言う人はほとんどいない。

その代わりにリバウンドという言葉を使う。

 

そして青年の説明を補足しよう!

1990年から2010年にかけて行われたアメリカ国民健康栄養調査で「摂取カロリー増加と体重の増加に相関関係はない」とのデータが示されている。

肥満の人は1年ごとに体重が0.37%増加したが、摂取カロリーはほぼ一定だったのである。

女性の平均カロリー摂取量は1761キロカロリーから1781キロカロリーに少し増えていた。

一方、男性の場合は2616キロカロリーから2511キロカロリーへと減少していたにもかかわらずにだ。

イギリスでも同様の調査が行われたが、摂取カロリーの増加、食品から摂る脂質の増加は、肥満と因果関係はないという結論だった。

つまり、イギリスでも摂取カロリーは減っているのに、肥満率は上昇していたのである。 

 

「つまり、先ほどの女性のお客様たちは間違ったダイエット方法をしてしまったという訳なのです。うちのジムではカロリー制限ダイエットなんてすすめていないんですけどね」

 

「であるか」

 

「そうなんですよ。それで魔王さんにもカロリー制限ダイエットをすすめませんでした。その代わり筋トレと糖質制限で、脂肪の生成を抑えながら脂肪の燃焼を促すことで痩せてもらおうとしているんですよ。あれ、これって確か魔王さんのダイエット計画に協力し始めた頃に説明していたような」

 

そう言って青年は、右手の親指と人差し指を顎にやった。

カロリー制限ダイエットのデメリット

「そしてもう一つ。魔王さんにカロリー制限ダイエットをすすめなかった理由があるんです。実は——

 

最後に一つだけ説明しよう!

今では倫理的に実施が難しい実験の一つに飢餓実験というものがある。

過去に実施された飢餓実験には、興味深い報告が数多くされているのだが、その中でも特に興味深いものが1944年から1945年に行われたミネソタ飢餓実験だ。

この調査でカロリーを制限しすぎることの恐ろしさが判明している。

実験内容は、カロリー制限をしている時期と回復期における状態を理解するというもので、被験者として平均身長178センチメートル、平均体重69.3キログラムの健康で平均的な体格の若い男性36人が集められた。

初めの3か月間、男性たちは標準的な食生活を過ごしたのち、次の半年で体重が24パーセント減少するようにカロリー制限したところ、下記のようなデメリットが判明したのである。

 

  1. つねに寒気を覚えるようになる
  2. 心臓のポンプ機能が衰え、心拍数と1回拍出量が減る
  3. 血圧が過度に下がる
  4. 安静時の代謝量が通常時よりも40パーセント減少する
  5. 疲れやすくなる
  6. 集中力の低下
  7. 身体活動量が有意に減る
  8. 皮膚がうまく生え変わらない
  9. 爪が割れる
  10. 髪が抜ける
  11. 強烈に食べ物に魅せられる

 

「お、恐るべし、カロリー制限ダイエット!」

 

「どうやらカロリー制限ダイエットの危険性をご理解していただけたようですね。カロリー制限ダイエットのように世の中には、さも常識であるかのように信じられているものが多くあります。しかし、それを鵜吞みにせず、ほんとうにそれが正しいのか調べてください。もちろん専門家に聞いても構いません。ただし本当に勉強熱心な専門家に聞くことをおすすめします。残念ながら専門家にも知識に乏しい方はいらっしゃいますので」

 

「うむ」

 

良かったあ、カロリー制限ダイエットをしなくて。

 

しかし、女たちの体が心配だな。

 

大丈夫なのか?

 

「彼女たちのことが心配ですか?」

 

私の表情を見て察したのであろう。

 

青年が私に尋ねた。

 

「まあな」

 

「後で彼女たちにも、カロリー制限ダイエットについて話しておきますので、心配しないでください」

 

「頼んだぞ、青年!」 

まとめ

memo

カロリー制限ダイエットとは、運動と代謝で消費するカロリーよりも食べ物から摂取するカロリーを減らせば痩せるというダイエット方法である。

 

ところでカロリー制限ダイエットは、1950年代に栄養学のエキスパートたちによって「脂質の摂取はカロリーが増えることを意味し、カロリーを摂りすぎると太る」と無理やり結論づけられた。

 

そして、そのままエビデンスも歴史上の前例もないのに世界中に広まり、今日に至っている。

 

つまりカロリー制限ダイエットは根拠のないダイエット法なのである。

 

カロリー制限ダイエットは危険なのでおすすめではない。

 

カロリー制限ダイエットのやり方は下記のとおりである。

 

  1. 減量する目標体重を決める
  2. 現在の体重から目標体重を差し引く
  3. 計算後の重さに7200をかける。これをAとする
  4. Aを減量する期間の日数で割る。これが1日あたりに減らすカロリー
  5. 1日あたりに減らすカロリーを摂取カロリーから差し引いて食事をする

 

1944年から1945年に行われたミネソタ飢餓実験で、カロリー制限ダイエットの危険性が判明している。 

 

  1. つねに寒気を覚えるようになる
  2. 心臓のポンプ機能が衰え、心拍数と1回拍出量が減る
  3. 血圧が過度に下がる
  4. 安静時の代謝量が通常時よりも40パーセント減少する
  5. 疲れやすくなる
  6. 集中力の低下
  7. 身体活動量が有意に減る
  8. 皮膚がうまく生え変わらない
  9. 爪が割れる
  10. 髪が抜ける
  11. 強烈に食べ物に魅せられる

 

日課になっている筋トレ記録に私はカロリー制限ダイエットについて書き留めた。

 

よし、これでまた一歩、王座奪還に近づいたぞ! 

 

女たちの話を聞いたとき、カロリー制限ダイエットなら努力しないで痩せられると思ったのだが、まさかカロリー制限ダイエットが危険なものだと思わなんだ。

 

世の中そんなに甘くはないということだ。

 

青年の話を聞いた女たちもいたく反省し、これからは青年に指導してもらいながら痩身するらしい。

 

女たちの件は安心して良さそうだな。

 

つまりだ、青年の言うとおり世の中にある情報を鵜吞みにせず、何が正しいのか見極める力が必要だということだ。

 

私もこれから気をつけることにしよう。

 

しかし、私も青年を疑ったことを反省せねばならないな。

 

 

ナレーション:筋トレがよくわかるブログを書いている朝比奈宗平